腫瘍はおそらく癌でしょうと退院10日後の診察で告げられてから、やっぱり良性腫瘍だと告げられるまでの1か月間、それはもう何事も手につかない状態で過ごしました。
告げられて病院から家に帰るまでの帰り道、私より不健康な生活をしている人はたくさんいるのにどうして私が癌なんだろうとホームにいる人をぼんやり眺めていました。
たくさん行きかう人々の中に私と同じ癌を抱えている人はいるのかな。
5年後生存率が25％以下。次男の中学受験は終わらせてあげられるかな。長男の大学受験は自分で対処してもらわないと。願書自分で出せるかな。中高6年間のお弁当はどうやら作ってあげられなさそうだ。荒れていく暮らしを次男は嘆くだろうな。などと心配して涙しましたが、私の死をどうとらえるかは子供たち次第なので、他人の気持ちなど私が生前からケアしてあげるなんて不可能だわ、と切り替えてしまえば気持ちも楽になりました。親の死を生かすも殺すも彼ら次第。
私自身はどうなのか、という気持ちはなかなかわいてきませんでしたが、唯一出てきた言葉は、「このままずっとだらだら生きていけると思っていたのに。特別なことなんてしたくない。だらだら仕事してだらだら生きているのが好きだったのに。」という台詞。夫に向かって泣いて出てきた台詞がこの有様。
ということで、腫瘍が良性だったと分かった今も、だらだらと何も成し遂げることなく平穏な日常を送ることを人生の最大の目標に掲げています。自分が生きた証を残そうなんてちっとも思わない。今月、定期検診がありますが「やっぱり腫瘍は癌でした」「再発してますね」と言われる可能性もあると思っているものの、やりたいことはきっと変わらない。思い出作りはしない。
スピリチュアルな気功師に、腫瘍ができた原因は、小さい頃のトラウマで自分でも気づかぬうちに思い込んでいることが原因だと言われました。その時とっさに思いついたのは、小さいころからお金を貯めなきゃいけないという思い込みが強いこと。お金を使うこと自体に抵抗はない。お金持ちになってXXしたいXX買いたいという欲はない。なのに毎日毎日お金貯めなきゃと思っている自分。本当に病的。
ブログの中から投資残高に関する記事を削除しました。2023年の投資は、円安の影響で好調でした。そしてまた年明けからの相場の過熱。本当だったら、この1年の収益は、、、と集計したいところだけどあまり残高を見ないように気を付けます。
ストレスを減らせる生き方を。
