2023年のクリスマスが完了しました。かなりうまくいった方かも。
職場の同僚のクリスマス
久しぶりに部署で集まってランチをしたときにクリスマスの話題になりました。部長と私は1970年代生まれ。クリスマスディナーを旦那さんが作るなんて考えはゼロ。
それより若い世代の話を聞くと、「毎年スタッフドチキンを僕が焼きます」「毎年ケーキを僕が子供と作ります」なんて発言があり、おおお、一同歓声。
向かいに座っていた後輩が不満顔。彼女は私の同期と結婚していて、当然彼女の旦那さんは料理なんてしない。彼女はそれから一両日モヤモヤと料理男子のいるご家庭を羨んだんだとさ。
翻って我が家は
私は夫に「ほかの家庭の旦那さんも料理しているんだからあなたもやって」とは言わない。ラーメンすら吹きこぼしてしまう夫にそんな期待はもうない。昔は私もモヤモヤしていたこともあったけど、ないものねだりに意味はない。
日本人女性の家事負担が大きいって話はよく聞くけれど、そもそも家事を大げさにしているだけなんじゃないかというのが私の疑念。料理なんてやめちゃえば、買い物も、調理も、後片付けからも解放されるじゃん。料理の家事負担を夫婦で押し付けあっている限りは双方に幸せはない。料理がレジャーくらいの位置づけになれば別だけど。
職場での会話と、不満顔の後輩の話と、自説とを一気に夫に伝えたところ、「確かにね」というコメント一言だけ。どれもこれも他人事って風情。
そんな我が家のクリスマス
今年はカレンダーが完璧だった。日曜日がクリスマスイブなので、土曜日に食材を買いに行けた。重たい食材は前日に買うことができたので、当日は料理に集中できた。しかも土曜日の夕食を外食にしてもらったのも最高だ。夫が少しは気をまわしたのかもしれない。
サッカーの遠征や付き添いや塾の復習がなかったのもよかった。去年までは長男のサッカーの遠征に付き添ったり塾の復習に一緒に取り組んだり、買い物の時間も調理の時間もろくにとれなかった。今年は長男は部活なので付き添い不要。次男も近所で試合だったので疲れることなく帰ってこれた。
ケーキを予約できたのもよかった。いつも段取りが悪く、去年は当日にケーキ行列に並ぶ羽目になったけれど、今年は諦めて高価なホールケーキを予約したから当日は受け取るだけだった。「クリスマスなんて馬鹿げてる。一切のイベントを廃止すべき。ケーキなんていらない。」と文句ばかり言っていた夫が今年は「たまにはケーキもいいね」と言ってくれた。そう、私が癌かもしれないという話があり、今年のクリスマスはちゃんとやりたいって言ってたのをわかってくれたんだろう。次男が夢見た”ちゃんとしたホールケーキのクリスマス”。思い出を作ってあげられてよかった。
チキンはサイゼリヤで前もって買ってきた辛味チキンにした。だってチキンなんて子供たちは喜ばないんだもん。去年はスパイスを調合して、チキンを下茹でしたり揚げたり格闘したけれど不評。今年は喜ばないチキンを調理したり予約したり当日購入するために並んだりすることはやめて、サイゼリヤで冷凍チキンを2週間前に買ってきた。クリスマスより前にリモートワークの昼食として消費スタートしちゃったけどね。
我が家の子どもたちが喜ぶのはコロッケ。ひき肉700グラム、じゃがいも10個、一仕事のコロッケづくり。チキンよりは評判が良かったです。
クリスマスプレゼントを翌朝開封して大喜びする子供を引きずって保育園に行くなんて行事もとっくになくなったから、25日が月曜日でも平気。長男が小1だった6年前、「サンタなんて来ないよ。プレゼント買ってるのは私。欲しいものあったら言ってね。Amazonで買うから。」と伝えた時の長男の嬉しそうな顔が忘れられない。「家宅不法侵入は困るって心配してたんだ。」
ケーキがあり、チキンがあり、子供の喜ぶおかずがあり、誰も負担を感じない、そんなクリスマスがめでたく完了。
