Chika’s Blog

変わらない現実にもう文句は言いたくないの

女性の社会進出がうたわれながらも、女ばかりがいまだに家事育児から抜け出せないって、そんな主張を見るのも聞くのも疲れてきました。

もちろん私だって同種の主張をずっとしてきました。私、育休取らなかったら、時短とらなかったら、夫より稼いでたんじゃないかとか、私だけ夜に予定を入れるときは許可制になってるとか。出張はいけない、夜間の残業は禁止。今や夫は私の3倍稼ぐ。

 

ずっと頭の痛かった問題ですが、でも子供が小6と小3になり、他人事感が出てきたとも言えます。

1年前まで私と長男、夫と次男、それぞれペアになって週末は遠方で終日サッカーの試合という日々を繰り返していました。そのあと食事を作るのは私。

けれど長男が受験生となりサッカーを休部してからは、私やや余裕があるのです。長男が塾に行ってしまえば私は家に一人。何するでもなくゴロゴロできます。(長男が帰ってきたら怒涛の復習3時間ですが。)

次男の試合の予定が流動的なので、久々に旧友に会うというのは難しくても、3-4時間、のろのろと掃除・料理する暇があります。

夏休みのお昼はてんてこ舞いで子供の昼食を用意してやらなければなりません。それでも朝早起きしてお弁当作るよりマシ。自分だけがリモートワークで家に閉じ込められているけれど、その分子供の面倒を見れている。

夜夫が帰ってきてくれなくても、温めやすい夕食を用意しておけば、飲み会への参加を許してくれる子供たち(もちろん年に1回あるかないかですけど)。文句の種が薄れてきた。

 

仕事辞めようって言いながら、誰もいなくなった家で2時間過ごすと、退職後はこれが毎日朝から夕方まで続くのかと実感し体も脳も腐っていきそうな恐怖を感じます。結局9月に入りましたがまだ働いている私。退職したいんだよね、と直属の上司に伝えながら踏みとどまっている状態。

 

一方で、夫婦間の不平等にひいひい言う後輩に、私も憂き目にあったのだから、あなたも同じ目にあいなさいと、足を引っ張る気持ちになる自分がいます。いや、もちろん口には出さないですけどね、表面上「あるよねー」って言うだけで。何か、今渦中で叫んでいる人を冷ややかに見ている感じ。

 

あと半年過ぎれば、結果はどうあれ1度着地。ここまで来るのに12年。長かった9年間の単身赴任、子供2人は兄弟別園。週末のサッカー付き添い。塾の家庭学習。

今度は9年間の中高お弁当生活か。終われば50代。あ、介護。人生短い。

 

人生楽しみたいなぁと、学校説明会に向けてお買い物。