Chika’s Blog

舵を切れ

小4の長男の通うSAPIXでは毎月クラス昇降を伴うテストがあります。

出題範囲が決まっていて上下移動に一定の範囲が決まっている「マンスリー確認テスト」と、成績次第ではどこまででも移動できちゃう実力テストの「組分けテスト」。

先日、夏期講習の最終日に受けたマンスリーの成績がマイページにアップされていました。

偏差値は実力通りの55。

自己採点ではクラス1つか2つは落ちるでしょうと覚悟していましたが、蓋を開けてみれば、7月の組分けより良く、7月の復習テストより悪い。踏みとどまれるかな。

 

なぜか親が落ち込む

偏差値55はなかなか中途半端。小4の偏差値は気にしてはいけないとわかっているけど、中学受験ブログを見ているとみなさん60以上が当たり前。70なんて人も。

我が家ではテスト当日息子が帰宅すると、親が問題を解きなおしつつ息子と一緒に自己採点をします。私の見立てでは社会は習っていないことが25点分でているので実質的な満点は75点のはずですが、偏差値60-70を叩き出す子は習ってないことも答えているということ。

国語はいつもながら壊滅。

算数はケアレスミス

できたと思った理科ですら偏差値60に届かず。

壊滅した国語の偏差値が10ポイント上がったとしても4科60に届かない。αクラスはどれだけ遠いんだ。

 

親が過去を美化しすぎ

夫も私も国立大卒だし、夫は中学受験でトップ校に入っているし、あれあれ長男はどうしてこんなにできないのか。

いやいや、冷静になれば私は決して優秀ではなく、高校も準難関校、学内順位もそこまで上位じゃないし、大学だって簡単に入ったわけじゃない。私がきっちり準備したとしても中学受験の成績は華々しいものではなかったでしょう。まさに55って感じ。

夫だって小6で覚醒するまでは成績は決して良くなかったと言っているし。

 

そもそも中学受験は大学受験より難しい。子供がまだ未熟だ。大人びた子に有利な試験で、出題者の意図を読み解けなければ点を取ることができないもの。国立大学に入るよりSAPIXで偏差値60取るほうがずっとずっと難しい。

 

家庭環境は遺伝する?

「教育ママ」なんてあげつらわれるのが嫌で、教育的なことを今までやってきませんでした。長男は本を読むのも嫌いだし、読み聞かせも興味なさそうだったし。私はワンオペで仕事も家事も2人の育児も全部すんなりやってしまいたくて、面倒なことは省略しがち。だから読み聞かせもなし、知育もなし、お手伝いもなし、料理だって最低限。

SAPIXに入ってみれば、知的な環境で育てられたであろうお子さんが多くて、一生かかっても追いつけなさそうだな。うちの子は楽器も弾けない。

片や我が家で重視されていたのは運動神経の発達で、兄弟そろってサッカーではエースストライカー。ええ、全て夫の功績。私の功績ゼロです。

私の実家は教授の多い家系でしたが知的なにおいのない家で、親が子供の勉強を見てくれたことなんてほとんどありません。積極的にお手伝いに誘導する仕組みもなかったし、「子供でも2,3品は料理できないと」なんて雰囲気もなし。我が家は夫が料理しないから子供達も料理しようと思わないまま大人になるんだろうな。家庭環境は遺伝する。

 

舵を切れ

いろいろ言っても仕方ない。勉強する方向に舵を切れ。

毎日勉強して当たり前、課題は自分でこなしていくもの、そういう雰囲気づくりをするのが小4家庭の務め。「やるときはちゃんとやりなさい。」「今頑張れば高校受験せずに済むよ。」「私立は学校がきれいだよ。」「いい先生や友達にきっと巡り合えるよ。」勉強するのがさも当然と言い続ければ環境の遺伝を変えられるかな。