Chika’s Blog

ふるさと納税上限額の計算

ふるさと納税上限額をエクセルで計算しているのですが、2020年に給与所得控除や基礎控除の改正が行われたので少しずつ手直ししていたものの、念のためシート全体を見直しました。2020年改正は以下の通り。

・改正前は38万円だった基礎控除が48万円になり、所得に応じて基礎控除が減るようなりました。
・給与所得控除の上限が220万円から195万円に減りました。

ふるさと納税上限額の算定式

ふるさと納税上限額を計算する際に様々なサイトを参考にしているとこのような表現が出てきます。

X=(個人住民税所得割額×20%)÷(100%-基本分10%-所得税率×復興税率1.021)+自己負担2,000円

この計算をさらに進めると課税所得に応じて住民税所得割額に"料率"を乗じる式が出来上がります。

課税所得を計算し、ふるさと納税上限額を計算する

所得税の課税所得と住民税の課税所得は算出方法が若干異なるので慎重にシートを調整します。住民税の課税所得を算出する際には、地震保険料控除が1/2になるし、寄付金控除はないし、基礎控除の額もちょっと違う。

所得税の課税所得と住民税の課税所得を並列で計算し、所得税の税率が決まったら、対応する"料率"を住民税課税所得に乗じれば、ふるさと納税上限額が求められる・・・はずですが・・・。

税率の境目

所得税の課税所得がX00万円未満で住民税の課税所得がX00万円超だった私、税率の境目にいるので変なことになっています。
ふるさと納税の寄付金抜きで、所得税率はAA%なので、料率AB%でふるさと納税額上限額を計算します。そのあと寄付金を控除する形で所得税の課税所得を再計算すると、課税所得がX00万円未満になるので、所得税率がCC%に。あれあれ、それなら乗じる料率はCD%にすべきだったか?そうするとふるさと納税額が減るから、所得税の課税所得がX00万円を超えるので所得税率がAA%に戻って・・・ぐるぐる。私、税務の専門家には絶対になれなさそう・・・。

よくよく調べてみると、寄付により税率が変わる人については、限度額以内でも自己負担が2,000円を超えてしまうとの記事が。うんうん、よくわかる。

kaikei7.com

すごくニッチな研究でした。税率の境目を飛び越えられるように昇給しようと決意した出来事でした。