Chika’s Blog

保険で投資

長男が朝から部活、次男は7時半から18時までサッカーのカップ戦という日曜日。夫が次男の付き添いに行ってくれたので、私はほけんの窓口を訪ねました。

私の健康診断の再検査は悪い方悪い方へと進み、今週3つ目の病院で診察を受け、きっと入院手術になる模様。そんな状況を背景に、夫から自分が健康なうちに収入保障保険を増やしたいとの相談があったので代わりに話を聞きに行くことにしたのです。

 

収入保障保険

以前投資不動産を購入し、銀行から借り入れをするときに入った保険が収入保障保険。住宅ローンの団信と似ているようで異なっていて、毎月23,000円の保険料を払う代わりに、保険開始時から68歳までに死亡した場合、死亡時から68歳までのX年間に毎月610,000円が支払われるというものでした。

夫が途中で死んでしまい、投資不動産の稼働率が低くても、保険金からローンの返済ができるという意図で組んだものでした。収入保障保険って専業主婦家庭が入るものでしょ、って高をくくっていましたが、死亡保険として意味あるくらい毎月支払われるのですね。よく知りませんでした。

契約者=被保険者=夫、受取人=妻にした場合、死亡保険金を一括で受け取るとみなし相続財産になってしまって、基礎控除枠を超えた額が相続財産に含まれてしまいます。例えば夫が50歳で死亡すると610,000円×12か月×18年=131,760,000円が支払われますから、相続税基礎控除を超えた130,260,000円に相続税がかかり、他の相続財産を加味して、例えば相続税率45%と想定すると、相続税の額は58,617,000円になります。

契約者=被保険者=夫、受取人=子or妻にした場合、毎年年金方式で受け取ると、毎年610,000円×12か月の雑収入に対し、無収入の子供が受け取れば所得税率は20%となり、18年で26,352,000円の税金で済みます。実際は住民税も発生しますし、また雑収入は給与所得と通算されるので、受取人が私だと所得税率がもっと上がります。

 

外貨建一時払終身保険

ほけんの窓口で収入保障保険の話を聞きながら、相続対策を兼ねた死亡保障を探していて…と説明したところ、外貨建一時払終身保険を進められました。収入保障保険は掛け捨てですが一時払終身保険は貯蓄型なので死ななくても解約できて戻ってくるとのこと。

米国が歴史的な高金利なので、5,000,000円 (今のレートだと$34,192) を一括で支払うと、死亡保障は$207,529 (今のレートだと30,139,480円)になるんだって!こんな為替相場続かないとはいっても、円高となり$1=110円になったとしても22,828,223円。500万円が2,000~3,000万円になるなんて、なにこれすごすぎる。

なお、当初15年は途中で解約する場合は解約控除・市場価格調整が入るので元本割れですが、15年を経過してから解約する場合は$61,000が返戻されるし、85歳まで待ってから解約すれば$144,000が返戻される。

返戻が$144,000なら、潔く死んで、残された家族が$207,529をもらった方がいいよね。人は必ず死ぬんだから。
子供に資金を贈与して贈与税を払ったうえで、契約者=子、被保険者=親、受取人=子にして、死亡保険金を子供の一時所得として、50万円を控除した半額に対して所得税+住民税を引かれる場合と、契約者=夫、被保険者=夫、受取人=子にして、相続税を支払う場合とを考えると、どちらが得かと言うと・・・受け取り時の子供の年収(所得税率)にもよりますが、前者の方がお得そうでした。

しかもこちらの保険、告知が不要なので今の私でも入れます。当初2年は払込金額=死亡保険金ですが、3年目以降は死亡保険金が$207,529!2年は生きたいなぁ。

 

積み立て型の外貨建個人年金保険

投資信託を購入しているならこちらはどうかと積み立て型の外貨建個人年金保険もおススメされました。金利が4%で固定されていて、今から毎月10万円積み立てていくと60歳までの払込額は1,920万円になり、4%で運用しながら10年据え置いた場合、年金原資が3,000万円になるというもの。金利が高いのでそりゃ増えます。実際はドルコスト平均法での積み立てですので、年金原資は変動しますが。

個人年金保険は年末調整で控除が受けられるのが強み。毎年所得税分4万円+住民税分2.8万円が対象となり、税率を乗じた額が税効果になります。

一方で払込期間と据置期間をあらかじめ決めてしまうので、途中で資金ニーズがあって解約すると元本割れのリスクがあります。

けれども4%固定の利回りは魅力的。S&Pだって成長が保証されているわけじゃないもんなぁ。

 

方針を決めて金利の高いうちに契約しちゃわないと。贈与税を払ってでも贈与進めておかないと。心躍ります。