悩み多き今日この頃ですが、住民税の決定通知書が届く季節になりました。
ふるさと納税の税額控除がいくらだったのか書いてありますので、国税と地方税合わせて想定通り還付されたのか気になるところです。
ふるさと納税の限度額を算定するサイトは数あれど、早見表はサイトによってまちまち。期中で限度額を推定するなら自分で計算するのが一番です。
でもちょっと計算が複雑なんですよね。
今回確定申告書を見直していて、ふるさと納税額が「控除」の一項目なのね、と改めて認識しました。今まで、所得税の税率を選ぶ際の課税所得の額を算出するときに、間違ってふるさと納税を「控除」に含めていませんでした。
こんな風に(給与等収入は仮の値です)。
課税所得が596万円だから、所得税率は23%ね。だから住民税額に乗じる率は30.07881%、みたいな。
でも本当は寄付金は所得控除項目。
ふるさと納税の額を課税所得から除いて、その額に対して所得税率を決めなければなりません。
正しいのはこっちかな(端数処理は適当ですが)。
住民税の課税所得に10.025%を乗じて住民税所得割(控除前)を算出し、それに「乗じる率」をかけて算出したふるさと納税額を「控除」として所得税の課税所得金額を計算し、課税所得は579万円だから、所得税率は23%ね、というのが正しいジャッジ。税率選択を含めて自動計算するためにゴールシークが必要。
ゴールシークで解が見つからず「寄附で所得税率が変わっちゃうと自己負担が2,000円で済まなくなる現象」が見られたりもします(額面1330万円周辺)。
所得が大きくなるほど誤差が大きくなるので、他人の計算を代行してあげるときは慎重に。
計算すると心癒されます。