Chika’s Blog

いとこに中学受験をおすすめしなかった話

お正月に実家に集まった時、いとこに会った。いとこの子供は今年小3と年中になる。
中学受験の話になった時に、私の妹がいとこに対して「子供が勉強してくれなくて。」「個別指導に通わせてるけどすっごくお金がかかるんだ。」「2コマ足りないって電話がかかってきて、課金した。」と自慢げに話していた。自慢じゃないんだろうけど、何か、強調気味に話していた。妹の子供は今年小5と小2と年長になる。

いとこがそわそわと中学受験を気にし始めたように見えたので、あとで伝えておいた。

  • 私立中は毎月の学費が8万円かかる
  • 中学受験の大手塾に通うと、300~350万円かかる
  • 中学受験が全てではない。公立中学から推薦とって私立高校に入学し、大学までエスカレーターで行った知り合いとか、高校まで公立で、大学は地方国立大に進んだ知り合いもいる。
  • 周りが中学受験の塾に通い始めた時に落ち着かなくなるけれど、公立中学進学コースの塾に通うという選択もある

いとこは本当に気立てのいい親切な慈愛に満ちた子で、バイリンガルで、帰国枠と推薦で進学してきたので受験とは無縁な人生だ。その旦那さんもとても人当たりがいい人で、スポーツ推薦で進学したので受験とは無縁な人生だ。2人とも人格者で、その子供もとても性格が穏やかで、公立進学から推薦という道があるように思えた。十分内申点が稼げそう。先生からの評価も良さそうだ。
中学受験をやめておけと助言したのはおせっかいだったかもと反省するけれど、でも、月8万円の授業料を2人分払い続けるのは大変だ。負担するなら高校分だけで十分だと思う。だってそのあとには大学が控えているんだから。

一方、私の妹は週3で働くパート薬剤師で旦那さんは勤務医だ。経済的には個別指導に子供を通わせてもやっていけるのだろう。妹の子供は落ち着きがなく空気が読めないタイプなので、内申点を稼ぐのは難しそうで、だからこそ中学受験させないと、と意を決しているように見える。

いとこに中学受験をやめておけと伝える一方で、私はわが子の中学受験以外の進路を描けない。公立中で苦労した思い出が頭をよぎる。正解はどこなんだろう。分数の割り算が突然できなくなった次男に対し激怒する夫を横目に、考えてしまう。がんばれ、次男。