民間の医療保険は不要である、という話、よく聞きます。
私もそう思います。
でも我が家は医療保険に年間19万円支払っています。
私の勤務先の健康保険に至っては、高額療養費の自己負担額の上限が2万円(とても低い!)になっていて、過去入院した時は医療費のほとんどが還付されました。
それでも医療保険に入っています。
【妻のがん保険】
既に募集が終了してしまった種類のがん保険ですが、上皮内新生物であっても悪性新生物であっても診断が確定すれば100万円が給付され、2回目以降も2年以上間が空けば何度でも給付される(入院を伴わなくてもいい)というものでした。
90歳まで支払うことを仮定しても総支払保険料は87万円です。
90歳までにがんにかかる自信があったので加入しました。
【医療保険】
夫も妻も一般的な民間の医療保険に入っています。
それぞれ90歳までの総支払保険料は220~250万円です。
一方入院日額1万円(60日まで)の給付ですので、入院だけで元を取ろうとしたら60日の入院を4回以上する必要があります。
先進医療特約2,000万円がついていますので、そちらで元を取ろうとしたら11-12%の確率で2,000万円の先進医療を受ける見通しがあれば加入したほうが有利となりますが、まあそんなこともないでしょう。
先進医療といってもせいぜい3百万くらいでしょうから、80%以上の確率で先進医療を受ける自信(?)のある方しか得になりません。
それでも医療保険に入ったのは、将来高齢になって息子やその嫁のお世話になることがあった場合に、「あら、医療保険に入ってないんですか?(お金かかるの嫌だわぁ)」などと後ろ指を刺されたくないというその一点に尽きます。
2人の子供が息子ではなく娘だったら、きっと入ってなかったかも。
ゆえに私は次男が生まれてから医療保険に入りました。
【夫の共済】
就職したときに入った模様。60歳になると保障内容がガクンと下がるので、その時解約する予定。
【子供の共済】
当初子供には共済をかけていませんでした。子供の医療費くらい払える自信があったので。
でも長男に喘息が見つかって、入れる共済に制限がかかったときに危機感を覚えました。
将来喘息以外の病気にかかって、医療保険に入れなくなってしまったらそれは親の責任かも!って。
ゆえに次男は生まれてすぐに共済をかけ、同時に長男には喘息でも加入できるタイプの共済をかけました。
18歳まで無事成長してくれたら、見直そうと思います。
夫が就職したときに加入したという民間の医療保険、見直してみたらすっかり時代遅れの内容でした。
入院日額1万円だけど、日帰り入院は対象外。保障の対象になる手術は60種類だけ。
いまでは日帰り入院から支給されるし、対象となる手術の種類も1000種類超。しかも先進医療特約もついていて支払保険料はほとんど変わらなかったり。乗り換えを薦めること3年、先日ようやく変更してくれました(3年の間に年をとって保険料は上がってしまいましたが)。
民間の医療保険不要とはいえ、せっかく保険に入っているなら、最新の保険商品の保障内容をたまにチェックするべきですね。