インスタを見ていたら、おすすめに昔の知り合いらしき人が現れました。よく見ると名字が変わっている。
彼女と知り合ったのは、長男が生まれる前後に所属していた地域のブラスバンド。私はへたくそだったから肩身が狭かったけど、子連れで2種類楽器が吹けてキラキラと活躍していた彼女。私の長男の出産タイミングと彼女の次男の出産タイミングが一緒だったので、一応ママ友と言えるのかも。彼女の旦那さんは、うちの夫と勤務先が同じだった(転職のタイミングで直接知り合いではないらしい)らしく、なんだか世間は狭い。地味で社交的でない私と違い、彼女は日の当たる世界でバリバリ活躍していそうなバイリンガルで、美人だから芸能人にもなれそう、と言えばわかりやすいか。とにかく「XXX代表」とかそんな肩書が似合いそうな人だった。
ま、深入りしないうちに彼女が引越しをして関係は終わったわけだけれど。そんな彼女の名字が変わったことを偶然知ったわけだ。
離婚か。あり得る。夫の前の勤務先は激務。そこから転職したとしても彼女の旦那さんは激務キャラだったに違いない。激務の末のすれ違い、よく聞く話だ。
夫婦別姓か。あり得る。彼女のことだから、女性だけが名字を変えるのはおかしいと気づいて、夫婦の在り方を見つめなおしたのかもしれない。
再婚か。あり得る。彼女モテそうだもん。いくらでも港区の金持ち社長に見初められそう。
別にどれでも構わないんだよ。私は深入りしていないから、近況を連絡しあう仲じゃないし、私は噂好きでもない。ただ、名字が変わるのは女性だけってのは本当に不平等だと思う。男性であれば離婚しようが、再婚しようが、夫婦別姓であろうが何の影響も受けなかっただろうに、彼女は女性であったがゆえに、こんな世間の末席にいる私に一瞬とはいえ邪推されたわけ。
一方で名字が変わるのは実は利点でもある。職場で旧姓登録している私は、万一昇進してプロフィールがインターネット上にさらされることになったとしても、息子たちの友達の保護者に勤務先や役職がばれることはない。偽名で働けるって結構気楽よね。
平等とか不平等とかこだわらず、みんなが幸せに暮らしていけますように。あと今更だけど私も美人になってキラキラ人生送ってみたい。