Chika’s Blog

投資不動産を売るかもしれない

5年ほど前、夫が投資不動産を買うと言い出しました。その不動産を売るかもしれないという話。

取得価額は

広めの戸建ての跡地を購入しアパートを建てて投資するという設計。こんなうなぎの寝床みたいな部屋、誰が借りるんだろう?って懐疑的。投資額を半分ずつ負担することにして、私の投資額は8,600万円。当然ローンを組むので、2人分で1億5,000万円を超える借入の連帯保証にサインするときは、正直ため息。結婚ってコストかかるなぁ。

毎年の利益は

1人当たり毎年140万円の利益が出ますが、その分税金も払うことになるので毎年の利益は80万円程度。私だって所得税33%+地方税10%も負担しているんだぞ。将来の価格下落や空室リスクにおびえながら、年間の利益が80万円って割に合わない気がする。

繰上返済の提案

投資して3年後、少し繰上返済しようか、と夫からの提案。借入額が保険になるってイメージだったんだけど。1,500万円を送金するときもまたため息。結婚ってコストかかるなぁ。稼いでいる夫の1,500万と、昇進放棄してる時短勤務の妻の1,500万じゃ、結構重みが違うんだぞ。繰上返済してからは毎年の利益は10万円増えました。

売却簡易見積りを取ってみた

ローンの更新契約をすることになり、そもそも売っちゃう?という話になりました。簡易査定を取ってみたら、当初の投資額に近い金額で売れるかもしれないとのこと。投資不動産の需要が高いんだって。そんなうまい話あるかしら。

売るとなると、この一連の取引の損益が気になる。売却益にかかる税金も考慮して、売却手数料も考慮して、5年間で740万円のプラスになるようです。

本当に得だったか?

結果だけ見れば得したのかもしれません。でも1億円越えのローンの契約書にサインするときはげんなりしました。夫が亡くなるとローンの返済義務がなくなるため、保険の意味で組んだ投資でしたが、「夫が亡くなっても安心」という気持ちにはなれませんでした。だって空室率が高くなったらランニングが損失で、今まで2人でシェアしていた物件全体の経費を妻1人の給料から支払って、売るに売れない負債を抱え続けるようなもの。子供の教育費と生活費でカツカツになりながら不動産の損失を負担するなんてありえない。

やっぱり不動産投資は地主じゃないと難しいかもなぁと感じた投資経験でした。さて本当に売れるとよいですが。