Chika’s Blog

プラレール棚を手放しました

プラレール棚をジモティーでお譲りしました。
出品してからしばらく経過し引き合いがないので、もう取り下げようかと思っていたところで引き合いが入り翌日引き渡しとなりました。

プラレール棚は8年前に購入したオーダーメイドの作品です。8年前、夫の単身赴任が決まり、自宅を売却してコンパクトな賃貸に移り住んだ私は長男に「都落ち」感を感じさせたくなくて、必死に楽しいことを探していました。そして賃貸の間取りにぴったりのプラレール棚をオーダー。届いたのは今と同じくお盆明けでした。

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持ち物を処分するのに感傷的になるタイプではないです。まだまだ使える本棚だって躊躇なく廃棄しましたし。でもこのプラレール棚は何かひっかかって捨てられずにいました。

 

この棚が届いたときの長男の笑顔の写真、いつでも見られるようにスマホの中に残してあります。日焼け前の新品のプラレール棚、100㎝もない長男の笑顔、息子が病気の度に欠勤するしかなかった当時の私の苦悩とストレス解消に買いそろえた車両をたくさん収納してくれた棚。クリスマスツリーの横で車両満載になってシンカリオンが仁王立ちしていた棚。まだまだ使えるのに捨てるには忍びない。

今は元のマンションに戻り、都落ち感もなくなり、子供達は引っ越し後もプラレールを段ボールに詰めたまま。そろそろ棚を手放すときです。

 

明日引き渡してくるわ、と長男に告げると意外にも「キャンセルして」との懇願。プラレールで遊ぶことはないけれど、棚を他人にあげるのは嫌。手放すなら捨ててほしい、と。

長男の気持ちはわかるけどね。ま、キャンセルはありえないわ。梱包前にプラレールを並べて記念撮影でもしようかと思ったけれど、お気に入りだった車両もちょこちょこ甥っ子に譲ってしまっていたし、今撮っても寂しげな写真になりそうだからやめておきました。生き生きとした写真は使っているその瞬間にしか撮れないよね。

引き渡しに行くと、あの日の長男のように小さな男の子を連れたお母さん。設置後の写真を送ってくれました。わぁ、素敵な写真。

また使ってくれてありがとう。涙が出そうだわ。
頑張ってた私に乾杯。今の気持ちはダイナフォーbyマリオオデッセイ
次なる思い出の品はなんだろう。A3複合機だったりして。